老犬にやさしいお散歩ルートと注意点

愛犬のペースをじっくり観察

老犬にやさしいお散歩ルートと注意点

愛犬が年齢を重ねると日常の散歩も若い頃とは違って、色々な配慮が必要になります。 特に老犬の場合、筋力の低下や関節の痛み、体力の低下などの影響により、散歩の仕方を工夫しないと体に負担がかかります。お散歩ルートの選び方と、散歩中の注意点について詳しく解説します。

老犬にやさしいお散歩ルートの選び方

老犬にとって、安全で快適なお散歩ルートを選ぶことが何より重要です。以下のポイントを参考に、愛犬に最適なコースを設定してみましょう。

  1. 平坦で歩きやすい道を選びます. 特に坂道やでこぼこした道は、老犬にとって危険です。 最も平坦で舗装された道を選び、犬がスムーズに歩けるようにしましょう。交通量少ない静かな道がおすすめです。
  2. ゆるやかな坂道は筋力維持に効果的な 平坦な道が基本ですが、ゆるやかな坂道を少し取り入れることで、老犬の筋力維持に役立つこともあります。少しだけ変化のある道を選ぶと良いでしょう。 筋肉を使うことで体力を維持し、老化による筋力低下を防ぐことになります。
  3. 芝生など足に優しい床を選ぶ 硬いアスファルトやコンクリートは、老犬の関節や足裏に負担がかかりやすいです。そのため、芝生や土の道など、柔らかい床を歩けるようにしましょう。その衝撃が緩和され、散歩がより快適になります。
  4. 家の近くで、短めのコースを設定する 老犬は体力が低下しているため、長距離の散歩は避けるべきです。 1回あたりの散歩時間は10分程度を目安に、無理なくできる範囲でコースを選んでください。
  5. 季節や季節に応じてコースを変える 天候によっても、散歩の快適さは大きく変わります。 夏場は、アスファルトが暑くなり、犬の足を火傷させる恐れがあるため、日陰の多い道や早朝・夕方の涼しい時間帯を選びましょう。 冬場は、冷え込みによる体調不良を防ぐため、風が少なく、日差しが当たる場所を歩きましょう。

老犬の散歩での注意点

お散歩コースだけでなく、散歩中の行動にも気をつけることで、愛犬の安全と健康を守ることができます。

  1. 時間は短く設定する 老犬の体力に合わせて、1回あたりの散歩時間は10分程度に抑えましょう。1日2〜3回の短い散歩を分けて行うことで、体力の消耗を避け、運動量は確保できます。
  2. こまめに休憩を入れる 老犬は若い犬よりも疲れやすいため、散歩中はこまめに休憩することが大切です。
  3. 水分補給を忘れずに 散歩中の水分補給は重要です。 特に暑い日や湿気の高い日は、犬も人間と同じように脱水症状になる危険があります。定期的に給水のことを考えましょう。
  4. 暑さ・寒さ対策する 老犬は体温調節がうまくできなくなることがあり、暑さや寒さに敏感です。 夏は、強い日光を避け、涼しい時間帯に散歩を行い、冬は寒さ対策として犬用のコートや洋服を着るのも効果的です。
  5. 体調の変化に気を配る 散歩中に愛犬の様子をよく観察し、歩き方や呼吸に異常がないか確認しましょう。散歩を中止し、動物病院で診てもらうことをおすすめします。
  6. ウォーミングアップを行う 散歩前に軽いウォーミングアップを行うことで、老犬の関節や筋肉をほぐし、怪我を防ぐことができます。家の中で少し歩かせたり、軽くマッサージをしてあげると良いでしょう。
  7. 首輪からハーネスに変更する 老犬は首周りの筋力が弱くなることが多いです。従来の首輪では引っ張りによって首に負担がかかり、呼吸が苦しいこともあるので、負担が分散されるハーネスを使用することをおすすめします。
  8. 無理をさせない 何よりも大切なのは、愛犬に無理をさせないことです。 歩けない、疲れた様子を見せた場合は、すぐに休み、必要であれば散歩を中止しましょう。長く歩くより、短時間で心地よい散歩をすることが健康に繋がります。

老犬の散歩でよくある問題への対応

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老犬の散歩では、いくつかの問題が発生することがございますが、それぞれの状況に応じて適切な対応をとることが重要です。

散歩を嫌がる場合  

老犬が散歩を嫌がる場合は、無理に連れ出すのではなく、室内で軽く遊びながら、マッサージをして体を動かす代わりに活動をしましょう。

気分転換する場合

散歩中に立ち止まったり急に休憩する場合は、好きなのおやつを使って歩行を促してあげると効果的です。

歩き方が変わった場合

歩き方が変わったり、歩きにくそうな様子が見られた場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。関節炎や腰痛など、年齢に伴う疾患が原因であることが多いため、早めの対応が大切です。

階段を嫌がる場合

老犬は階段の昇り降りが困難になることが多いです。無理に階段を使わず、別ルートを検討するか、必要であれば抱っこして移動させましょう。

まとめ 

老犬に優しいお散歩は、健康維持と精神的なリフレッシュに大きく貢献しますが、犬の状態に合わせた配慮が大切です。無理のない散歩コースを選び、体調に気を配りながら、愛犬との楽しい時間を過ごしてください。

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この記事を書いた人 Wrote this article

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john-family 男性

ずっと旅行をしていたい。愛犬Johnが来てからはなかなか気軽にお出かけできなくなったけど違う癒やしにあふれているからOK。社会人生活はベテランです。兵庫県在住。興味があちこちにいくので雑記帳になっちゃうかも。