
広島名物として有名な「もみじ饅頭」に、もちもちとした新しい食感を加えた和菓子「生もみじ」。伝統的なもみじ饅頭とは一味違うこのお菓子は、2014年に広島の老舗和菓子店「にしき堂」によって誕生しました。その背景には、長い研究と開発がありました。今回は、生もみじの魅力を詳しく紹介します。
生もみじ誕生の背景
「生もみじ」が誕生したのは、お客様からの要望がきっかけでした。ある日、にしき堂のお客様から「京都の生八橋のように、広島のもみじ饅頭にも生菓子バージョンはないのか」という声が寄せられたのです。この意見をきっかけに、にしき堂は10年もの歳月をかけて、生もみじの開発に挑みました。
もみじ饅頭から生菓子への挑戦
もみじ饅頭の伝統的な生地は、ふんわりとしたカステラ風の生地が基本です。しかし、生もみじの開発では、通常のカステラ生地ではなく、お餅を使用したもちもちした食感を実現する必要がありました。この新しい生地を作るために、にしき堂は生菓子としてのもちもち感を保ちながらも、上品な味わいを追求し、長い研究と試行錯誤を繰り返しました。
なぜ「生もみじ」が人気なのか?
「生もみじ」は、広島のお土産として瞬く間に人気となりました。その理由には、いくつかの魅力的な要素があります。
1. もちもちした新しい食感
生もみじの最大の特徴は、もち粉や米粉を使用した生地のもちもち感です。伝統的なもみじ饅頭では体験できない、弾力のある食感が人気を集めています。特に、和菓子好きな方々にとっては、もみじ饅頭に「生」のもちもち感が加わったことが新鮮です。
2. 上品な味わい
生もみじの中には、厳選された餡が詰まっています。こしあんや粒あんはもちろん、抹茶などの多様なフレーバーが楽しめます。もっちりとした生地との相性が抜群で、食べるたびに和菓子ならではの上品な甘さが広がります。
3. 伝統を覆す斬新さ
もみじ饅頭といえば、カステラ風のふわふわ生地が定番です。しかし、生もみじはその概念を覆し、新しいタイプの和菓子として多くの人々に驚きと喜びを与えました。長年にわたり親しまれてきたもみじ饅頭の伝統を残しつつ、現代の嗜好に合った進化形のお菓子として、幅広い層に支持されています。
生もみじの開発にかかった10年の歳月
「生もみじ」の開発には10年もの歳月がかかりました。伝統的なもみじ饅頭を超える新しい生菓子として、もちもちとした食感を持つ生地を完成させるまで、数々の試行錯誤が繰り返されました。にしき堂の技術者たちは、餡とのバランスを保ちながら生地の弾力を調整し、ついに2014年に理想的な商品が完成したのです。この努力の結晶が「生もみじ」という形で広島の新名物となり、今では多くの観光客に愛されています。
まとめ
「生もみじ」は、広島名物のもみじ饅頭に新たな風を吹き込んだ革新的な和菓子です。お客様の声に応え、にしき堂が10年にわたって試行錯誤を重ねた結果生まれたこのお菓子は、もちもちとした食感と上品な餡の絶妙なバランスで、多くの人に愛されています。もみじ饅頭の新しい魅力を発見したい方は、ぜひ一度「生もみじ」を味わってみてください。
さらに詳しく知りたい方へ
広島旅行やお土産選びの際は、ぜひ「生もみじ」をチェックしてみてください。にしき堂のオンラインショップでも購入できるので、遠方の方でも気軽に楽しめます。
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この記事を書いた人 Wrote this article

john-family 男性
ずっと旅行をしていたい。愛犬Johnが来てからはなかなか気軽にお出かけできなくなったけど違う癒やしにあふれているからOK。社会人生活はベテランです。兵庫県在住。興味があちこちにいくので雑記帳になっちゃうかも。