犬のお散歩での引き癖に対処する方法

愛犬Johnもパピーの頃は引きまくり

犬のお散歩での引き癖に対処する方法

お散歩中、犬がリードを引っ張るという悩みを抱えている飼い主さんは多いのではないでしょうか。 引っ張り癖は、犬の健康や飼い主の安全にも影響を考慮するため、正しい対処が必要です。今回は、犬の引っ張り癖の原因と問題点、そして効果的な対処法を詳しくご紹介します。

引っ張り癖の原因

1.好奇心旺盛な性格

犬は新しい場所や匂いに対して非常に敏感で、興味のあるものに向かって自然とリードを引いてしまうことがあります。 特に若い犬や慎重な犬種に多い行動です。

2.興奮状態

散歩に行くというだけで興奮してしまい、飼い主の指示を聞かずに突進することもあります。 興奮しすぎると、犬は冷静さを欠いて、自分のペースで進んでいきます。

3.飼い主と関係の欠如

犬が飼い主を信頼していない場合、飼い主のリードがコントロールとして機能しません。犬は自分で危険を回避しようとするため、引っ張る行動が強くなります。

4.危険を感じて逃げようとする

他の犬や大きな音に怖がり、反射的に引っ張って逃げようとする場合もあります。このような恐怖心は、特に不安を抱えた犬に見られます。

5.正しい距離感がわからない

犬はどの程度の距離を取るのが適切かを理解していないので、飼い主から離れて自分のペースで動こうとします。正しい距離感を教えることが重要です。

引っ張り癖の問題点

1.犬自身の首や喉に負担がかかる

リードを引っ張るたびに首や喉に圧力がかかり、長期的には健康を害する可能性があります。 特に首輪を使っている場合、引っ張る行動は喉や気管に大きな負荷がかかります。

2.飼い主にとっても危険

急に犬が引っ張ると、飼い主がバランスを崩して体重転倒することがあります。 特に重い犬や力が強い犬の場合は、リードをコントロールするのが困難になります。

3.楽しい散歩ができない

散歩は犬にとっても飼い主にとっても楽しい時間であるべきです。トイレをさせることがメインになっていないでしょうか。愛犬にとっては一日の中で唯一の外出の機会なので飼い主も愛犬も「楽しい時間を過ごす」というマインドセットでお散歩を楽しみましょう!

引っ張り癖への対処法

1.正しい褒め方を学ぶ

犬が飼い主の指示に従った際、適切なタイミングで褒めることが重要です。 高い声で明るく褒めたり、おやつを考えるなどのポジティブな強化を使うことで、犬は「リードを引かないほうがいい」 と学びます。

2.リーダーウォークの実践

犬が飼い主の足元を歩く「リーダーウォーク」を教えることが効果的です。 飼い主が進む方向をリードし、犬は飼い主のペースに合わせて訓練します。 犬が引き始めたら、すぐに立ち止まるか、突然反対方向に歩き出すことで、犬に「引っ張って進めない」ことを理解させます。

3.正しい散歩グッズの選択

引き癖を改善するためには、正しい散歩グッズも重要です。首輪ではなく、ハーネスを使うことで、犬の喉への負担を軽減できます。また、リードの長さも調整しやすいものを選び、コントロールしやすくすることが大切です。

4.散歩前の準備

興奮状態で散歩に長くと、引っ張り癖が強く出てしまいます。 玄関を出る前に犬を落ち着かせ、簡単なコマンド(例:「待って」や「おすわり」)を使って静止させてから散歩にそのことで、よりリラックスした状態で歩き始めることができます。

5.継続的なトレーニング

引き癖の改善には、根気強さが求められます。 一度や二度のトレーニングでは効果が出ないこともあるので、飼い主は焦らず、毎日少しずつ練習を続けることが大切です。愛犬の気持ちに寄り添い、なぜ引っ張るのかを理解しながらトレーニングを進めることが重要です。

6.適切な運動量の確保

引っ張り癖の原因の一つとして、日々の運動不足が考えられます。 散歩だけでなく、他の運動(例:庭での遊びや室内でのゲーム)も取り入れることで、エネルギーを発散させ、散歩中に落ち着いて歩けます。

まとめ

犬の引き癖を改善するには、適切な対策と継続的なトレーニングが必要です。犬の視点に立って、褒め方や散歩方法を工夫し、信頼関係をうまくやっていきましょう。少し時間がかかるかもしれませんが、根気強く取り組むことで、より楽しい散歩時間が過ごせるようになると思います。楽しみながらがんばりましょう!

この記事を書いた人 Wrote this article

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john-family 男性

ずっと旅行をしていたい。愛犬Johnが来てからはなかなか気軽にお出かけできなくなったけど違う癒やしにあふれているからOK。社会人生活はベテランです。兵庫県在住。興味があちこちにいくので雑記帳になっちゃうかも。