ペットフードの選び方:成分表示の見方を徹底解説

愛犬のバランスの良い食事は大切

ペットフードの選び方:成分表示の見方を徹底解説

ペットの健康を支えるために、毎日の食事は非常に重要です。特に、ペットフードのパッケージに記載されている成分表示を正しく理解することは、愛犬や愛猫に最適な食事を提供するための鍵となります。しかし、多くの飼い主にとっては、これらの表示が複雑に感じられることもあります。そこで今回は、ペットフードの成分表示の基本項目や原材料表示の見方について詳しく解説します。

成分表示の基本項目

ペットフードの成分表示は、ペットが必要とする栄養素を確認するための大切な情報源です。以下の項目は、ほとんどのペットフードに共通して表示されています。

1. タンパク質

タンパク質は、犬や猫の筋肉や内臓、皮膚を構成するために欠かせない栄養素です。成分表示では「粗タンパク質」として表記され、「〜%以上」という形で示されます。たとえば、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬には22.5%以上、成犬には18.0%以上のタンパク質が必要とされています 。

2. 脂質

脂質はエネルギー源として重要で、健康的な皮膚や被毛の維持にも役立ちます。「粗脂肪」として記載され、子犬期には8.5%以上、成犬期には5.5%以上が必要とされています 。

3. 粗繊維

粗繊維は、消化を助け、便通を整える役割があります。しかし、摂取しすぎると消化不良を引き起こすこともあるため、5%未満に抑えるのが一般的です 。

4. 灰分

灰分は、ミネラルの総量を示し、カルシウムやリンなどが含まれています。AAFCOは灰分自体の基準値は設けていませんが、各ミネラルに対する基準は存在します 。

5. 水分

水分の割合は、フードの種類を区別するために重要です。ドライフードの場合、水分は10%以下、ウェットフードでは約75%が標準的です 。

原材料表示の見方

成分表示に加えて、原材料の内容も非常に重要です。原材料は、そのフードの栄養価や品質を示す手がかりとなります。

1. 原材料の順序

原材料は多く含まれる順にリストされています。たとえば、最初に肉類が記載されている場合、そのフードはタンパク質が豊富であることを示しています。逆に、穀類が最初に記載されている場合、かさ増しのために使われている可能性があり、注意が必要です 。

2. ミール(◯◯ミール)

「チキンミール」などの◯◯ミールは、肉以外の部分(トサカや羽毛など)が含まれていることがあるため、品質が不明確です。高品質なペットフードを選ぶ際には、こうしたミールを避けることをお勧めします 。

3. 添加物

合成着色料や香料は、ペットの健康に悪影響を与えることがあります。また、酸化防止剤も人工的なものではなく、ビタミンEやローズマリー抽出物など自然由来のものを含むフードを選ぶのが良いでしょう 。

その他のポイント

1. 総合栄養食

総合栄養食は、そのフードと水だけで健康を維持できる栄養バランスが整ったペットフードのことを指します。AAFCO基準に適合していることを確認し、パッケージに「総合栄養食」と明記されているかどうかを確認しましょう 。

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2. 給与量目安

パッケージには、ペットの体重に応じた給与量が記載されていますが、あくまで目安です。実際には、ペットの運動量や体型、年齢に合わせて調整する必要があります。日々の観察が、ペットの健康維持に欠かせません 。

まとめ

ペットフードの成分表示と原材料表示を正しく理解することで、愛犬や愛猫に最適な食事を提供することができます。特に、タンパク質や脂質、繊維のバランスを確認し、原材料の質に注意を払いながら選ぶことが重要です。今日からぜひ、パッケージの成分表示に注目して、愛するペットの健康を守りましょう。

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john-family 男性

ずっと旅行をしていたい。愛犬Johnが来てからはなかなか気軽にお出かけできなくなったけど違う癒やしにあふれているからOK。社会人生活はベテランです。兵庫県在住。興味があちこちにいくので雑記帳になっちゃうかも。