
ペットは大切な家族の一員です。万が一の緊急事態や災害時にペットの命を守るための知識とスキルを学ぶのがペットセーバー講習です。このプログラムは、救命救急法や災害時の対応を実践的に学ぶ場として、飼い主やペット業界の関係者に支援されています。本記事では、その講習内容と特徴について詳しく解説します。
ペットセーバー講習の概要
ペットセーバー講習は、日本国際動物救命救急協会と日本防災教育訓練センターが認定する国際資格が取得できるプログラムです。 この講習は当初アメリカで始まり、現在では世界中でペットの救命スキルを提供していますまだ普及の途上にありますが、すでに延べ4万8千名の受講実績があり、多くの飼い主や関係者に支援されています。
国際的な認定資格を取得できる
この講習では、ペット救命の専門的な知識を学んだ証として国際認定の修了証が発行されます。資格を持つことで、緊急時のペットの救命措置ができる信頼性のある主飼い・専門家としてのスキルを証明できます。 特にペット業界で働く方や、動物保護活動を行う方にとって、この資格は大きなメリットです。
講習内容
ペットセーバー講習では、ベーシックコースとアドバンスコースの2段階が用意されています。それぞれ、ペットの健康管理や応急手当、災害時対応など、日常的な場面から緊急時までの基礎と技術を学ぶことができます。
1.ペットセーバー基本講習
ペットセーバー基本講習では、ペットに関する基本的な観察予防力や、健康を守るための方策、応急処置の基礎が学べます。
ペットの観察方法
日常的なペットの健康状態を見つめる観察方法を学びます。体温や呼吸の変化、行動の異常など、初期に問題を発見するための知識です。
日常の予防策
ペットが病気やケガをしないための環境整備や、食事、運動の管理方法について学びます。 特に、ペットの特性に合わせたケアが重要です。
応急手当の基本
ペットがケガをしたり、体調を崩したりした際の緊急対応の基本を学びます。
人工呼吸(マウストノーズ)
ペットが呼吸を止めた際に、飼い主が行う人工呼吸の技術です。人間の場合とは異なるため、ペットに特化した方法を学びます。
CPR(心肺蘇生法)
心肺停止の際の救命措置であるCPR(心肺蘇生法)も学びます。ペットに応じた正しい方法やリズムを身に着け、緊急時に冷静に対応できるスキルを学びます。
2.ペットセーバーアドバンス講習
ペットセーバー アドバンス講習では、より高度で実践的な救命スキルを学びます。 特に事故防止や災害時のペットの安全確保を重視した内容です。
事故防止の方法
ペットが日常生活でケガをしないために、家の中や外での事故防止策を学びます。例えば、ペットの興味を引く危険な物質や場所の特定や、その予防方法などが紹介されます。
止血の仕方
ペットがケガをした際に血が出た場合の止血法を実践的に学びます。止血に使う道具や、出血量に応じた正しい対応が紹介されます。
包帯の使い方
ケガをした部位を守るための包帯の巻き方も習います。 しっかり固定することで、ペットが傷つかないように技術します。
骨折の固定方法
ペットが骨折した場合の応急固定の方法もカリキュラムに含まれています。専用の器具がない場合でも、応急で利用できる物を使った対応策を学びます。
ペットの防災と災害時の注意
日本は地震や台風などの自然災害が多いため、ペットと一緒に災害に備える防災の心構えが重要です。また、災害時のペットのストレスを軽減する方法も含まれます。
講習の特徴
ペットセーバー講習は、ただ座学を学ぶだけでなく、実践的なトレーニングが多いのが特徴です。 ペットの救命措置は時間と戦いでもあり、実際に体を使って習得することで、講習の効果をより高めます。

国際認定修了証
講習を終了すると、国際的に認められた修了証が発行されます。この修了証は、飼い主としてだけでなく、ペット業界で働くプロとしてのスキルを証明するものとなります。
1人でも家族や友人でも参加可能
講習は1人でも参加できますが、家族や友人と一緒に受講することも可能です。 ペットを家族全体で守るためのスキルを共有することで、緊急チームとして行動できるようになります。
前半・後半に分かれて学習できる
2部構成のため、自分のペースで学習が可能です。 まずは基礎的な内容から始めて、次の段階でより高度なスキルを学ぶことで、無理なく知識と技術を習得できます。
受講者の声
多くの参加者から寄せられる感想も、この講習が比較的わかりやすいです。
「とても楽しく勉強できました」
救命や応急処置と聞いて怖い気持ちになるかもしれないが、講習は楽しみながら学べる内容で、受講者から「学びやすい」との声が多いです。
「習ってよかった」
ペットの健康と安全を守るために、学んだ知識やスキルが日常で使えると確信する受講者が多いです。
「災害への備えができた」
日本は地震や台風など災害が多い国です。ペットを守るための防災対策が真っ先に、災害への不安が軽減されたという意見が目立ちます。
「わんことにゃんこ飼ってる人はずっと受けたほうがいい講習」
飼い主として最低限知っておくべき知識だという強い推奨の声もあります。 ペットを守るための基本的な救命知識は、すべての飼い主が大切です。

結論:ペットセーバー講習で学ぶべき理由
ペットセーバー講習は、ペットの命を守るための知識とスキルを得られる、貴重な学びの場です。 特に、災害が頻繁に起こる日本において、緊急時の対応力を高めることは飼い主としての責任とも今後ますます重要になりますペットの救命知識を、この講習でしっかりと体につけていきましょう。
まとめ
ペットセーバー講習に興味がある方は、ぜひ次回の講習に参加してみてください。日本国際動物救命救急協会や日本防災教育訓練センターの公式サイトで、講習の詳細やスケジュールを確認できます。
この記事を書いた人 Wrote this article

john-family 男性
ずっと旅行をしていたい。愛犬Johnが来てからはなかなか気軽にお出かけできなくなったけど違う癒やしにあふれているからOK。社会人生活はベテランです。兵庫県在住。興味があちこちにいくので雑記帳になっちゃうかも。